船員はやめとけって言われる理由(デメリット)とメリット

更新日:7月10日


大海原を運航する船に憧れ、航海士、機関士、司厨士などを目指す人は多い。

両親や親戚が船員で、自分もそうなりたいと思う人も。実際に船乗りは給料が高く、海の上で仕事ができるため、ロマンのある仕事と感じる人も多いのではないでしょうか。


ただし、海での仕事は常に危険と隣り合わせで、濃い人間関係や古い業界体質など、万人向けの職業であるかと言われると、ちょっと微妙。。実際に船乗りとして働いた結果、人にお勧めできないと言う人もいます。


そこで今回は、彼ら・彼女らが「船員として働くのはやめとけ」と言いう理由(職業のデメリット)や、それでも船乗りとして働くメリットについて紹介していきます。


【目次】

1)船員はやめとけと言われているデメリット

 2)船乗りに合わない要素

   〇集団行動が苦手

   〇毎週定期的に休みたい

   〇規則正しく寝たい  3)それでも船員になるメリット

   〇高給とり

   〇国家資格で食いっぱぐれない

   〇生活費がかからない

   〇長い休みが取れる

   〇通勤時間が30秒

 4)未経験船員求人の紹介

   〇玄海汽船

   〇栄洋汽船

   〇和光海運

 

1)船乗りはやめとけと言われるデメリット

船の仕事は、基本長期乗船・長期休暇(大人の夏休み)が基本サイクル

一度乗船したら数ヶ月単位で戻ってこれない海での生活が始まります(内航船で1~3ヵ月。外航船で6ヵ月~)。


その中で、船員が直面する困難(デメリット)のは下記のような要素です。

 

・揺れる船内と船酔い

 船員になれると、逆に揺れてないと寝れなくなったりします


・陸が遠い

 気軽に飲みに行ったり、コンビニに行ったりできない


・家族や恋人、友人に気軽に会えない


・電波が弱い

 陸に近い時は大丈夫ですが。。

 

このような環境が数ヵ月続くため、ストレスで参ってしまうことは全然あります。


また船内は他の船員との共同生活。チームワークが求められる職場です。

オフィスで働くより人間関係が濃く逃げ場がないため、

船内の雰囲気が良ければ天国ですが、人間関係が悪いと地獄です。


協調性がない人は、孤立しやすく仕事にも悪影響を及ぼしてしまいますので、

集団生活が苦手な人にとっては、あまり心地よい職場環境とは言えないでしょう。


海運業界で働きたいと思って海員学校を卒業したものの、いざ船員として働きだしたら、自分に合ってなくて辞めてしまう新卒者がいるのはこのような背景があるからです。


実際に現場で働いている人や、辞めた人はその現実を肌身で感じているため、

向き不向きの出やすい職場ですよというメッセージが「船員はやめておけ」という言葉となるのです。

 

2)船乗りに合わない要素


では、どういう人が船乗りに向いていなのでしょうか。


〇一人で仕事がしたい・集団生活が苦手

船内の役職は縦割りで、明確な指示系統と役割分担があります。

夫々が相互にコミュニケーションを取り合い、お互いに命を預け合いながら仕事をするため、円滑なコミュニケーションと「報・連・相」が重要となります。その基盤となる同僚との関係構築ができない人は必然的に孤立するため、誰も幸せにならない結果になる可能性が高いです。



〇毎週定期的に休みたい

一般的なサラリーマンは週5日勤務2日休みが基本ですが、船乗りはガーッと働き、まとめて休むが基本です。

規則正しい仕事・休暇リズムで生活したい人はあまり向いていないでしょう。



〇規則正しく睡眠をとりたい

船員の仕事は、貨物の輸送を依頼する荷主の都合や船の状態、天候次第で結構仕事リズムが変わります。

また、船内での勤務は当直制なので、4時間仕事→8時間休憩→4時間仕事のリズムで働き、休憩中に荷役が入ることもあるため、いつも決まった時間に就寝できるとは限りません。


また、船の揺れやエンジン音が気になってなかなか眠れずストレスが溜まってしまう方もいます。

規則正しい睡眠を絶対に確保したいと思っている人には向いていないといえるでしょう。


他にも、船酔いしやすい体質の人にとって最初は揺れがツライですが、これは慣れて大丈夫になる人も多いです。

 

3)それでも船乗りになるメリット

向き不向きがわりとハッキリしている船員ですが、それでも船乗りになるメリットはたくさんあります。


〇お金が稼げる

船員の給料は高いです。特殊な職場環境や勤怠リズムの仕事であるため、それが給料や手当として跳ね返ってきます。2021年の内航船員(国内のみを移動する船)の月給は30.0-49.5万円ほどで、同年の陸上職の平均月給30.1万円の1.5倍ほどになります。


また、船を降りた休暇中も給料が支払われるため(休暇中の給与の変動がある職場とない職場があります)、お金をもらって夏休みを取れる休暇期間の船乗りは無敵です。


特に覚えることや書類が多く、危険品輸送を行うオイルタンカーケミカルタンカーガス船などは、他の種類の船に比べても給料が高くなりやすいです



〇国家資格職で、食いっぱぐれない

全未経験で無資格者でも、船員として働くことはできますが、「船長・機関長・航海士・機関士」などの役職員として働くためには国家資格である海技免状が必要です


国家資格を取得しておけば、例え会社を変わったとしても他に働く場があるため、食いっぱぐれがない安心感があります。

また現在海運業界は船員不足で、売り手市場なので就職先に困ることはほとんどありません。

引く手数多の市場環境も、船乗りという仕事の安定性向上に一役買っています。



〇生活費がほとんどかからない

乗船中の食費や電気代などの生活費は会社が負担してくれます。

生活費がかからないメリットはとても大きく、ただでさえ給料が高い船員の支出が少なければ、お金は貯まる一方です(ギャンブルなどで散財する人は別ですが)。一般的なサラリーマンより、生活費が10万円/月少ないと、結構大きな差になりますよね。



〇長期休暇がある

一般的なサラリーマンにとって、長期休暇はそうホイホイ取得できるものではありません。

土日でキャンプや国内旅行することはできますが、家族イベントや仕事の疲れを取る時間も考えると2日の休みは正直短いですよね。


しかし、船乗りは2週間~1ヵ月以上の休みが当たり前

まとまった休みと貯まったお金を活用して海外旅行に行ったり、家族イベントと休養を両立する余裕があります。趣味に没頭して、バイクで北海道一周したりする人も。



〇通勤時間30秒

船乗りの通勤時間は30秒。

自室を出て職場に行くのにほとんど時間はかかりません。

毎日満員電車に揺られて会社に行き来し、体力と精神力を削られなくてよいのは魅力ですよね。毎日通勤に1時間以上かけている人にとっては、うらやましい条件ではないでしょうか。



以上が、船乗りはやめとけと言われる理由(デメリット)と、それでも船乗りになるメリットです。


船員という仕事は、向き不向きがハッキリしている分、ハマればこれ以上の職場はありません。

自分は何を仕事に求めるのかを吟味し、船員という仕事に向いていると感じたなら、トライしてみるのも1つの選択肢ですね!

 

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