top of page

【海で農業!?】世界最先端の港2選

更新日:2022年10月10日

はじめに


こんにちは、アニキ船長です。


今回は海の玄関口「港」をテーマに、

そこで働く船乗りや世界最新鋭の港について紹介しよう。


島国日本は港だらけ。

漁港を合わせるとおよそ3,000近くの港があり、貨物輸送や漁業の拠点となっているぞ。


これだけの港があると、大型船を止めることができる港や、

波が荒れやすい港など千差万別。


全体的に老朽化や、労働力不足が課題になっている。


一方でIoTやブロックチェーンの活用など、

世界の主要港で熾烈なIT化レースが巻き起こっている。


そこで今回は、港の役割や、そこで働く船乗りの仕事に注目しながら、

最新鋭の港について見ていこう。

(⬇︎動画で見られる場合はコチラ)

<目次>

 ①港と船乗り

 ②世界最新の港

 ③未来の港

1.港と船乗り


最初に港の役割を説明しよう。

港は一言で言うと、海と陸が切り替わる転換点。


船乗りや乗客の乗り降り、海と陸の間での貨物の積み替えや、

保管などの様々な役割を担っているぞ。


港の周辺でトラックが多く走っているのは、その証拠だな。 


港を囲む防波堤は、湾内の波を抑え、船が揺れるのを防ぐ役割がある。


貨物の積み替え方法は、種類によって様々だが、

一番目につきやすいのは、巨大なクレーンだろう。


これはガントリークレーンと言って、コンテナの荷役で活躍している。

港には、貨物や商品の保管機能もある。


原油などをためておくタンクや、貨物を保管する倉庫、

場所によっては、宿泊施設や観光施設もあるんだ。

ree

次は港で働く船乗りについて見ていこう。


まずは水先人だ。

水先人はその港のプロで、波や水深を考慮しながら、

船が安全に離着岸できるように、船をガイドしているぞ。


続いてはタグボートの乗組員だ。

限られたスペースしかない港において、小回りの効かない大型船は、

湾内移動が制限される。


そこで活躍するのがタグボートだ。


タクボートは小さな船だが、ロープを引いたり、

船を船体で押すことで、大型船の離着岸を補助しているぞ。


艀(はしけ)も港で活躍している。


艀は水深の浅い湾内でも貨物を輸送できるため、

港から、同じ湾内の他の場所に貨物を運ぶ事が出来るぞ。


これらの職業は、下記の動画で解説しているため、

詳しい情報を知りたい方はそちらを参考にしてみてくれ。


水先人   :https://youtu.be/dVr0C24Cw2U

タグボート :https://youtu.be/Nycqbs7uCMU

はしけ   :https://youtu.be/pfw8y9Sbnj8

2.世界最新の港


続いては世界の最先端の港を見てみよう!

港は、立ち寄る船の数が多いほど、収益も大きくなる。


いわゆる港の利用料だ。

車でいうところの高速道路の利用料と考えてくれ。


そのため、世界の主要港では、作業の効率化・人件費削減は勿論のこと、

より多くの船に立ち寄ってもらうために、自動化・IT化を着々と進めている。


特に、コンテナの荷役は自動化が進めやすく、世界のコンテナ取扱量、

上位20の港のうち、75%が自動化を導入してる


今回はIT化が進んでいる世界の有名な港をいくつか紹介するぞ。


まずはヨーロッパ最大の港で、欧州全域の海の玄関口であるオランダのロッテルダム港だ。

IoTを活用した、潮流や天候・風速のデータを元に、港の状況を把握することで、

港湾運営を効率化している。


さらに、ブロックチェーンを使うことで、港湾業務のデジタル管理を実現している。


続いては、青島(チンタオ)ビールで知られる、世界で7番目に大きい青島港だ。

この港の特徴は、コンテナの取扱いが全自動である点だ。


岸壁クレーンの1時間あたりのコンテナ処理スピードは約40個、

世界の自動クレーンの処理速度の約1.3倍。


同規模の港より管理や運営コストが約70%少ないため、

荷役の業務負荷が低く、生産性が高いぞ。

ree

3.未来の港


最後に未来の港についてみていこう。


ブロックチェーンやIotを活用した港湾管理により

今後、荷役や港の運営はさらにスムーズになっていくだろう。


意外かも知れないが、海上での農業や酪農にも注目が集まっている。

オランダでは、水上で乳牛を飼い、新鮮な乳製品を港から都市に届けている。


太陽光を電力源とし、排泄物を肥料にする環境に優しい構造になっているぞ。


さらに、排気ガス削減の観点から、電気推進船の増加が見込まれており、

港に充電設備をつけるなどの対応も増えていくだろう。

ree

まとめ


港の自動化や効率化が進むと、それだけ荷役や人の移動がスムーズになり、

海上物流が洗練されていく。


老朽化への対応、IT化の推進、農業などの港の新しい機能の追加により、

港は今後大きな転換期を迎える事となるだろう。


未来の海の玄関口がどのように進化していくか、これからの港の発展が楽しみだな。

<船員の方>


①副業として、空き時間に経験や思いを記事にしてみませんか?


記事作成経験等なくても全然大丈夫です。当社で編集・徹底サポート致します。


伝えたい想いや体験、景色をお持ちの方は気軽にご連絡ください


*謝礼(1,000-1,500円/記事)も出ます



<海運会社の代表、人事の方>


当社では人が集まる魅力的な海運業界づくりに注力しております。


海運業界や会社様自体の認知度の向上や、船員としての経験がある方の


陸上職としての採用、デジタル化を通じた人財育成(育成負荷/コスト削減、定着率増)


にご興味があれば、気軽にご連絡ください




<船員に興味がある方>


Webセミナーや記事リクエスト


当社では記事作成やWebセミナーを通じて、(元・現役)船員の生活やキャリア形成方


法を聞く機会を設けております。聞いてみたい話や、転職や将来的なキャリア設計に悩


んでいる方は気軽にご連絡ください

コメント


bottom of page