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【船シゴトーク!#04】"ドック中訪船"カーゴの魅力

更新日:1 日前

船シゴトークとは…「船シゴトーク」は、船乗りを目指す20歳の商船系学生が、就活生の目線でさまざまな船種を取材するインタビュー企画です。

新卒で船会社を目指す学生にとって、企業について詳しく知る機会は多くありません。そのため、入社後にギャップやミスマッチを感じてしまうことも。

そこで本企画では、就職活動の参考となる情報をお届け。自分が何を重視するか、どのような人が働いているのかを肌で感じられるリアルな記事を目指します。


今回の船シゴトークは、訪船体験記編!ドック中のカーゴ船を実際に訪船し、船の雰囲気や船員の皆さんの声を聞いてきました!!


•訪船体験について

リアルな商船での働き方を知る機会は少なく、現役船員から直接話を聞いたり、実際に働く船を見たりする機会も限られています。訪船を通じて仕事や船内生活をより具体的に知り、働くイメージ像を描いていきたいと思います。


• "かるま"訪船レポート

1. 広島県尾道のドックへ

今回は「船シゴトーク」特別編。

学生インターン生の松岡がドックを訪れ、おうら海運の船を見学しました!!

ブリッジ、機関室、ホールドを巡りながら、その場所で働く船員の生の声を聞きました!


20年目の定期検査でドックに入る”かるま”
20年目の定期検査でドックに入る”かるま”


2. ブリッジ|まずは船を操る船橋へ


最初に案内していただいたのは、ブリッジ。練習船の船橋とは、計器や指示器など異なる部分も多く、実務的な商船の現場感にワクワク!!
電子海図はタブレット型。航路が保存されていて、毎回航海計画を0から作る必要がないとのことにびっくりです。

航海士さんに聞いてみました


「かるま」は尼崎~豊橋、田子の浦、東京、相馬、最北では仙台まで行くこともあるそうです。

航海士さん


「新しい港に行くのを嫌がる人もいますが、自分はワクワクします。狭水道を航行するのも楽しいですね。」

学生メモ


初めて行く港は不安というイメージがありましたが、それを「楽しみ」と話されていたことが印象的でした。また、船橋の設備や航海中の仕事、ドックでの作業についてなど様々な質問ににこやかに答えてくださり、人の雰囲気を存分味わうことができました。この人たちの船に乗りたいと思いました!


3. 機関室|船を動かし続ける仕事


ブリッジを後にし、次は機関室へ。階段を降りて行くと、ブリッジとは全く違う船の表情が見れました!



「かるま」の主機は約1,000馬力。軸発電機(オメガ機構)なども装備されているとか。

主機メンテナンス中だったので、偶然にもシリンダ内を見ることができました!
当直勤務する機関制御室。航海科学生にとっては、機関士さんの働く環境は少し新鮮!

"働く環境は格段に良い"/S機関長

機関制御室で、S機関長にインタビューさせてもらいました!


S機関長

…水産系の学校を卒業後、タンカーやバンカー船などを経験。その後、地元で漁業に携わっていましたが、YouTube「アニキ船長」でおうら海運を知る。動画を見たその日に問い合わせ、翌日に面接・内定というスピード転職という経歴を持つ。

Q. おうら海運はYouTube「アニキ船長」でも注目され、働きやすい環境だと評判ですが、実際に働いてみてどうですか?


S機関長

これまでいろいろな環境で働いてきましたが、”かるま”の環境は格段に良いです。一番は人が良いことですね。会社や同僚も自分のスキルを評価し、責任ある仕事を任せてくれる点にも働きがいを感じています。

Q.おうら海運がいいと思う点を具体的に教えてください。


S機関長

それぞれがそれぞれの仕事に打ち込める点です。そのスタイルで自分に合っており、効率的に仕事ができると感じています。船によって雰囲気は異なりますが、自分の仕事に集中できる船です。ただ、人手が必要な時は甲板部・機関部関係なく協力します。

Q.機関士の働き方について教えてください


S機関長

基本は4時間の当直を1日2回です。当直時間外に異常が起きた場合は、居室のアラームが鳴るようになっています。

Q.この船ならではの設備や、難しさはありますか?


S機関長

大体は一般の船と変わりませんが、機器としては軸発電機(オメガ機構)が装備されています。また、古い船だからこそ手入れが必要で、丁寧に整備してあげることが重要です。

学生メモ


質問の回答もさることながら、答えてくださる姿勢や他の船員さんとの雰囲気などを肌で感じることができ、S機関長のおっしゃる人の良さを垣間見ることができました。学生にも親切に対応してくださり、建前だけではない本音の話を聞かせてくださいました。いいことばかりではない船内生活。でも、それを超える魅力や、やりがいを教えていただくことができました。


4. ホールド|貨物船でモノを運ぶ


船内を隅々まで案内してくださるS機関長
船内を隅々まで案内してくださるS機関長
でかい!最後に向かったのはホールド。外から船を見ているだけでは分からない、大きな貨物スペースが広がっていました。
ホールドはステンレスをイメージしていたのですが、木板で覆われたホールドでした。今後、新たな積荷にも対応していくためホールドの改造が予定されているとのことでした。

学生メモ


ブリッジや機関室では「船を動かす仕事」を見てきましたが、ホールドを見て初めて「この船は貨物を運ぶために走っている」という船本来の役割を強く再認識しました。想像以上の大きさで、貨物船の規模感を改めて感じました。


5. ブリッジ→機関室→ホールドを巡って

船を操る船橋
船を操る船橋
船を動かす機関室
船を動かす機関室

荷物を運ぶホールド
荷物を運ぶホールド













学生メモ


一隻の船の中を順番に歩くことで、それぞれの場所がどのようにつながっているのかを感じることができました。それぞれの場所で、航海士さん機関士さんのお話を聞きすることができ、温かい雰囲気や船乗りの魅力を大いに知ることができました。会社や経営側への信頼もあり、新しい内航海運の幕開けを感じました。


6. 横道社長に聞く、船員への想い

造船所に向かうまでの道のりや、昼食、夕食の時間に横道社長にお話をお聞きしました。


Q.40日乗船20日とは斬新な取り組みだと感じますが、背景を教えてください。


横道社長

いい休暇はいい仕事につながるという考えのもとです。1ヶ月少しで家に帰れる、季節が変わるタイミングで家族に会える。生活と仕事とのバランスを考えた形です。

Q.船員不足が叫ばれる昨今、乗船サイクルは回りますか?


横道社長

ありがたいことに、管理船舶が1隻から4隻に増えるほどに船員の数が増え、乗船サイクルは円滑に回っています。利益よりも船員のことを考え、良い環境を築いていくことが繋がっているのかと感じます。

Q.船員さんからも良い会社だといういう声がありました


横道社長

それはとても嬉しいです。自分が船員だった時代に、このままの内航海運ではいけないと感じた経験から、業界全体がもっと良くなればいいと考えています。まだたくさんの応募をいただいていて、面接は忙しなくあります。会社や船の雰囲気に合う人を見極めつつ、管理船を増やすことも視野に入れて、会社ひいては業界を変えていきたいと考えています。


7. 訪船を終えて

笑いが絶えない船内
笑いが絶えない船内

今回、ブリッジ、機関室、ホールドを歩きながら、そこで働く船員の方々から直接話を聞きました。

求人票だけでは分からない船の雰囲気。写真だけでは分からない船の大きさ。そして、実際に話さなければ分からない船員の考え方。訪船は、船を見るだけの機会ではなく、「ここで働く自分」を想像するための機会なのだと感じました。



•会社概要

今回の訪船体験にご協力くださったのは、株式会社おうら海運様です!!

ご協力ありがとうございました。


 
 
 

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