こんにちはアニキ船長です!
私たちの生活に欠かせないガソリンやプラスチック製品。
石油資源の少ない日本でも、不自由なく車を運転したり、冬にストーブで温まれるのは、
石油資源を国内外で輸送する船のお陰なんだ。
今回は、働く船シリーズ、「オイルタンカー」の特徴を解説し、
そこで働く現役船員に突撃インタビューだ!
それでは本日も出港。
それでは早速みていきましょう(⬇︎動画で見られる場合はコチラ)
<目次>
①石油タンカーとは
②石油タンカー船員にインタビュー(1人目)
③石油タンカー船員にインタビュー(2人目)
1.オイルタンカーとは
液体貨物を運ぶ船であるタンカーには化学薬品を運ぶケミカルタンカーや
セメントを運ぶセメントタンカーなど、色々な種類があるが、
中でも原油や石油製品を運ぶのがオイルタンカーだ。
外航船として中東などから原油を調達してくる原油タンカーは
東京タワーに匹敵するほど巨大で、
内航オイルタンカーは、ガソリンや灯油などの白油(はくゆ)と、
重油などの黒油(こくゆ)を運ぶ船に分けられるぞ。
石油燃料を運ぶ船だけに、その構造はかなり特殊だ。
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・座礁などで、貨物が海に漏れるリスクを減らすために、タンクは二重構造
・貨物、可燃性ガスの大爆発を防ぐために、タンクに不活性ガスが送り込まれる仕組み
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危険な貨物を船に積みあげすることから、
「シーバース」と呼ばれる沖合の施設で荷役が行われることが多いぞ。
2.石油タンカー船員にインタビュー(1人目)
アニキ船長「それでは、現役機関長に突撃インタビューだ!」
「オイルタンカーで働くようになったキッカケを教えてください。」
船員Aさん「元々貨物船に乗船予定だったのですが、その船が売船されることとなり、
オイルタンカー船に乗ることとなりました。」
アニキ船長「仕事の魅力ややりがいはありますか?」
船員Aさん「危険手当などもあり、給料が高いことは魅力ですね。」
「原油の輸送は社会を支える重要な役割を担っています。
やりがいの大きい仕事ですよ。」
アニキ船長「タンカー船員に向いている人はどのような人ですか?」
船員Aさん「危険な貨物を運ぶため、安全管理が非常に大切です。」
細かい箇所に気を配りながら、仕事が出来る人が向いていると思います。」
「一方で、細かな性格が裏目に出で、船内生活で他の船員と衝突することも。」
「お互いを尊重して、より良い船内環境を作ろうとする意識が大切ですね。」
アニキ船長「他にタンカー船での仕事の特色はありますか?」
船員Aさん「危険物を乗せた船なので、書類関係の雑務にかなり時間をとられますね。
入港管理なども、他の貨物より厳しくチェックされるケースが多いですよ。」
3.石油タンカー船員にインタビュー(2人目)
アニキ船長「続いては、20年以上、様々な船で働いてきた大ベテランだ。」
「なぜタンカーで働こうと思ったのですか?」
船員Bさん「元々、マグロ漁船に乗っていたのですが、
タンカー船員の求人が目にとまり、応募したのがキッカケですね。」
アニキ船長「仕事のサイクルを教えてください。」
船員Bさん「問題が発生しなければ、3ヶ月勤務、1ヶ月休暇というサイクルですね。」
アニキ船長「様々な船で働かれて感じる、船乗りの長所、短所を教えてください。」
船員Bさん「海上という特殊な環境で働くため、忍耐力が身に付きます。
しかし、睡眠時間が少ないのは短所です。」
「休暇に入って、睡眠が取れることに幸せを感じます。」
アニキ船長「他の船とは違う、オイルタンカー特有の職場環境や仕事内容はありますか。」
船員Bさん「主機関を使ったカーゴポンプで荷役は、タンカー特有の仕事です。」
「輸送しているのは液体なので、船に専用のポンプが搭載されており、
陸と船のパイプラインを繋ぎ、荷役を行います。」
アニキ船長「インタビューは以上です。本日はありがとうございました。」
<船員の方>
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