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船員になるには?第2弾! ~海技士にオレ/ワタシはなる!~

最終更新: 7月4日


「船員になるにはどうすればいいですか?」


WebやSNS、教育機関などで、「船員に興味はあるけど、なり方が分からない」という方の声を多く見ます。


その年齢層、性別、経歴等は様々で、学生中高生や20代の方はもちろんの事、50代の方もいらっしゃいます。前回の記事に続き、今回は読者の状況別に、どのような進路があるかをご紹介させて頂きます。


目次

 ・中学生の方

 ・高校生の方

 ・社会人の方



中学生の方


水産高校、海洋高校など  全国には、水産系・海洋系高校がいくつも存在します。その数40校以上。学校によって異なりますが、4・5級海技士が取得可能です。

 漁船や内航船への就職が主体になります(数千・数万トンに及ぶ、比較的大型の内航船においては、部員採用が主です。)


 さらに上級の資格を取得したい場合は、卒業後に就職せず「専攻科」という学科に進む事が出来る学校も多いです。主に3級海技士が取得できます。専攻科になると、大型の内航船でも士官採用の可能性が出てきます。


 学校によっては外航船への道も少し開けます。士官採用や外航の場合、在学中に「2級海技士筆記試験」の合格が求められるケースが多いです。



海上技術学校  佐賀県(唐津)、長崎県(口之津)、千葉県(館山)、北海道(小樽)の4カ所に所在する国立の学校です。


 通常の高校と同様に3年制で、4級海技士の取得が可能です。こちらも水産高校同様に、内航船への就職が主体です。


 船員育成に特化した国の機関である「海技教育機構」が管轄する学校のひとつであるため、水産高校と異なり、航海と機関両方の資格が取得できる(船員専門教育に)強みがあります。


 基本的には全寮制で、ほとんどの生徒が寮生活をしています。これは目的寮とも言われ、将来の船内生活を想定した寮となっています。3年間の高校生活の後、6ヵ月の乗船実習を経て、資格取得→入社となります。 関連ページ:https://www.jmets.ac.jp/



商船高等専門学校  山口県(大島、広島県(広島)、愛媛県(弓削)、三重県(鳥羽)、富山県(富山)の5カ所に所在する国立の高専です。


 上述した2校に比べ、入試難易度は多少高いですが、専門教育レベルは高く、3級海技士が取れるのが魅力です(ただし5.5年制です)。


 希望者は寮に入る事も出来るので、遠方の方でも安心して通学できます。主に大型内航での士官採用はもちろんの事、外航船への就職実績も多いのが特徴です。  大島:http://www.oshima-k.ac.jp/  広島:http://www.hiroshima-cmt.ac.jp/  弓削:http://www.yuge.ac.jp/  鳥羽:http://www.toba-cmt.ac.jp/  富山:https://www.nc-toyama.ac.jp/


高校生の方


海上技術短期大学校  大分県(波方)、静岡県(清水)、岩手県(宮古)にある国立学校で、こちらも海上技術学校同様に、海技教育機構が管轄する学校です。


 4級海技士の航海・機関両方の資格が取得可能であるのが強みで、殆どの生徒が寮生活をします(海上技術学校同様に“目的寮”としています)


 1年次の座学、2年次の乗船実習と、2年間でのスピード教育が特徴です。国立ですが、センター試験等の受験の必要がなく、内航船への就職が主体となります。大型の内航船においては部員採用となります。


さらに上を目指したい方は、「海技大学校」への進学という道もあります。 関連ページ:https://www.jmets.ac.jp/



東京海洋大学(越中島)、神戸大学  いずれも国立大学で、3級海技士資格が取得可能、概ね5.5年制です。在学中に「2級以上の海技士筆記試験」に合格するなどすれば、大型内航での士官採用や、外航船への就職も十分可能です。


 寮も用意されていますが、全ての希望者が入れる訳ではありませんので、遠方者はマンションを借りる等も必要になってきます。概ね5.5年制です。

 ・東京海洋大学(越中島):http://www.e.kaiyodai.ac.jp/  ・神戸大学:http://www.maritime.kobe-u.ac.jp/admission/sp/about/index.html



東京海洋大学(品川)、水産大学校、長崎大学及び鹿児島大学  いずれも国立大学で、特に水産学部、水産分野で入学する事になります。他校と違い水産庁の船舶や、海洋調査船など特殊な船舶への就職が比較的強いです。


 商船への就職者も多く、実績のある学校です。3級海技士が取得可能で、大型内航船での士官採用、外航船への就職が主体になります。


 長崎大学及び鹿児島大学については、水産学部でのカリキュラムを修了後、東京海洋大学(品川)の「水産専攻科」と合流するという特殊な仕組みになっており、同じ学び舎・練習船で学ぶ事になります。

 ・東京海洋大学(品川):http://www.s.kaiyodai.ac.jp/  ・水産大学校:http://www.fish-u.ac.jp/  ・長崎大学:http://www.fish.nagasaki-u.ac.jp/index-j.htm  ・鹿児島大学:https://www.fish.kagoshima-u.ac.jp/



東海大学  清水海上技術短期大学校のすぐ隣にキャンパスがあるという、何とも偶然とは思えないような立地になっています。


 海技士が取得できる、唯一の私立大学となっており、3級海技士が取得可能で、同じく概ね5.5年制のコースになります。大型内航船での士官採用はもちろんの事、東京海洋大学や、神戸大学ほどではありませんが、外航船への就職実績もあります。

関連ページ:https://www.u-tokai.ac.jp/academics/undergraduate/marine_science_and_techno/index.html


社会人の方


 まったく関係のない業種に就いている方でも、無限大の可能性があります。  特に内航船の業界は大変深刻な人手不足に陥っていますので、ぜひ興味のある方は諦めずにチャレンジして頂きたいと思います!!


海上技術短期大学校  すでに上述しましたが、毎年社会人の方も入学されていますので、あまり年齢的に浮く心配もなく、勉学に励んで頂ける環境です。


 比較的学費が安く、わずか2年間でしっかりした資格が取得出来ますので、そういったステップを希望される方にはとてもおススメしたい進路です。


 なお、在学中はバイト等をする時間的余裕は、無いと考えていた方が良いです。せいぜい長期休暇くらいでしょう。短期教育に力を入れた学校なので、カリキュラムが詰め詰めです。関連ページ:https://www.jmets.ac.jp/



その他の大学  もう一度センター試験にチャレンジし、上記で紹介した大学に入るという手もあります。

 

 30代で大学合格された方も居ます。取得できる資格も、海上技術短期大学校よりワンランク上である為、就職先の幅は広がります。


 ただ、長い学生生活になりますから、学費もかさみますし、長らく収入がない状態が続きますから、その分のリスクはあると考えておいた方が良いでしょう。(大学なので、平日も含め、バイトをする余裕は有りますが…)



尾道海技学院  広島の尾道市にある学校で、未経験から船員になりたい方に向けに、6級海技士取得の受講コースが設立されています。


 わずか4.5カ月で取得が出来るのが特徴で、最低限の資格を取って就職したい方におススメです。


実際に船会社の貨物船で乗船実習をするので、直に現場で学べる利点があり、そのまま実習でお世話になった会社に入社していく人が多いようです。

関連ページ:https://marine-techno.or.jp/?page_id=148

※尾道海技学院では1~6級海技士(航海・機関)、筆記及び口述対策講座など様々な事を行っています。



船員求人情報ネット  学校へ行く事が難しい場合は、この進路をお勧め致します。

 上述の通り、内航業界は人手が不足しており、良くも悪くも、無資格・未経験の方でも採用している会社が大変多くなってきています。そのため、学校に通って資格を取らずとも「船員」になる道はあります。

「船員求人情報ネット」→ https://jobs4seamen.net/


 こちらのホームページは、無資格・未経験の方に向けた船員求人情報を掲載しているサイトになります。国土交通省の運輸局が管理している、いわば「船員業界のハローワーク」といった形になります。


 ここから興味のある会社を見つけて、就活をしていく事になります。中小様々な企業が掲載されていますので、よくよく精査する必要があるでしょう。不安がある方はぜひお気軽に、ご相談ください(当記事の最後に相談窓口の記載がございます)



各地方運輸局への「求職者登録」  各地方には運輸局があり、「船員の求職者登録」というのが出来るようになっています。

無料で利用でき、自分の就職先の希望や経歴などを登録する事で「船員求人情報ネット」に記載の求人情報はもちろんの事、それ以外の求人についても見る事が可能になります。(キオスクという端末が運輸局にあります。現地の職員さんに案内してもらいましょう)


 また、何よりの利点は、あなたに興味を持った会社の方から連絡があったりするもので、初心者の方でも就活がしやすいのが特徴です。登録して1~2週間ほどで、数社から連絡が来るケースも決して稀ではありません。


 それぞれの選択肢についてザックリとですが…紹介していきました!!


いかがでしたでしょうか??船員になる手段って沢山あるんです。


面接や入試対策も含め、もっと知りたい!という方は下記までぜひお気軽にご相談頂ければと思っております。



インタビュー・加筆修正:ITecMarin株式会社 写真:https://burst.shopify.com/ , https://stock.adobe.com/jp/


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