ITecMarin

2020年2月16日3 分

数字で分かる世界の船!

最終更新: 2022年8月31日

世界最大の船、登録国ランキングなどを通じて、世界の船をご紹介!
 

人々の生活(ガソリンや食料品など生活必需品の供給)に必要不可欠な海運を支える船の世界を覗いてみましょう。

目次

1.数字で見る世界の船

2.船の種類・サイズ

3.便利サービス・アプリ


1.数字で見る世界の船

 ①船の数と輸送量
 
  総㌧数100㌧以上の船は世界に約9万隻あり、その半分はものを運ぶ貨物船とフェリー

  などの客船からなる商船です。

 ②船の登録国
 
  船は必ずどこかの国で船舶登録を行います(人の国籍登録と同じ)。実際に保有して

  いる企業・人がいる国と、船舶登録している国は必ずしも一致しておらず、商売や節税

  などの理由で登録国が決まることが多い。

  2018年時点のデータとなりますが、船舶されている船腹量(船の輸送能力合計)が多い

  のは下記の国です。
 
  1位:パナマ       21,486万総㌧(16.1%)
 
  2位:リベリア      15,511万総㌧(11.6%)
 
  3位:マーシャル諸島   15,115万総㌧(11.3%)
 
     ・
 
  10位:日本       2,810万総㌧(2.1%)

  世界の海上輸送量は1985年より継続的に増加しており、2018年時点で1985年比4倍ほど

  に増加しています。今後モーダルシフトや、アフリカからの輸出入が増加するにつれ、

  輸送量も増加することが予想されます。

 ③世界で運ばれている貨物(2018年)
 
  世界の船が運べる輸送量は約120億㌧、実際に運んでいる量は118億㌧程になります。

  運ばれている商材は、エネルギーや資源が多いです。
 
  1位:石油 (31億㌧、26%)
 
  2位:鉄鉱石(15億㌧、12%)
 
  3位:石炭 (15億㌧、11%)
 
  全体合計   (118億㌧)


2.船の種類・サイズ

 ①全体像
 
  運べる量(船腹量)でみる、船の内訳
 
   1位:ばら積み乾貨物船(4.5億㌧、33.6%)
 
   2位:オイルタンカー(2.7億㌧、20.3%)
 
   3位:コンテナ船(2.4億㌧、17.8%)
 
   4位:旅客船・RORO船(0.9億㌧、7.0%)
 
   5位:液化ガス船(0.8億㌧、5.8%)

   他、漁船や海上で工事などを行う作業船、軍艦や巡視船など、様々な種類の船が海で

  活躍しています。ちなみに、日本の内航船(国内輸送用の船)の船腹量は現在388万総

  ㌧となっています。

 ②世界最大の船
 
  全長を基準に、種類別の世界最大級の船をいくつかご紹介いたします。
 
  

  ・液化天然ガス船(生産バージ):489m Prelude(Shell@蘭)       エッフェル塔も運べるとか。    https://www.shell.com/about-us/major-projects/prelude-flng.html
 
   エッフェル塔も運べるとか。
 
   https://www.shell.com/about-us/major-projects/prelude-flng.html

  ・客船:全長361m アリュール・オブ・ザ・シーズ, etc..(RCI@米)     https://www.royalcaribbean.jp/ships/AL/
 
   https://www.royalcaribbean.jp/ships/AL/
 

 
  ・コンテナ船:全長400m COSCO Shipping シリーズ(COSCO@中国)

   http://lines.coscoshipping.com/home/Services/ship/0
 

 ③未来の船
 
  船も日々進化しています。大型化・自動化・クリーン化など、今注目の技術や未来の姿

  を別記事で紹介しています➡ https://note.com/itecmarin/n/nb4178441e576


3.便利サービス・アプリ

 より深く船の世界を知りたい方向けに、いくつかサービス・アプリをご紹介いたします。

 ①船検索サービス
 
  ・FleenMon:世界の船を検索できます(写真も見られます)
 
   https://www.fleetmon.com/vessels/
 

 
 ②船を追跡できるサービス
 
  ・FindShip(iPhone)
 
   http://u0u0.net/WXMi
 
  ・MarinTraffic
 
   https://www.marinetraffic.com/

 参照
 
  ・IMO
 
  ・日本船主協会
 
  ・日本内航海運組合総連合会

 写真: https://www.photo-ac.com/ , https://burst.shopify.com/

<船員の方>

①副業として、空き時間に経験や思いを記事にしてみませんか?

 記事作成経験等なくても全然大丈夫です。当社で編集・徹底サポート致します。

 伝えたい想いや体験、景色をお持ちの方は気軽にご連絡ください

 *謝礼(1,000-1,500円/記事)も出ます

②ご自身の知見・技術を動画にしてみませんか

 当社では船員の知見継承、育成をより効率化し、現場の方の負荷低減、スキルアップ環境

 の改善を目指して活動しております。育成体系の構築や知見伝承、スキルアップ方法の改

 善にご興味をお持ちの方是非お力をお貸しください。

 *こちらも謝礼お支払い致します(額は別途相談)

<海運会社の代表、人事の方>

 当社では人が集まる魅力的な海運業界づくりに注力しております。

 海運業界や会社様自体の認知度の向上や、船員としての経験がある方の陸上職としての

 採用、デジタル化を通じた人財育成(育成負荷/コスト削減、定着率増)にご興味があれ

 ば、気軽にご連絡ください


 

<船員に興味がある方>

 Webセミナーや記事リクエスト

 当社では記事作成やWebセミナーを通じて、(元・現役)船員の生活やキャリア形成方

 法を聞く機会を設けております。聞いてみたい話や、転職や将来的なキャリア設計に悩

 んでいる方は気軽にご相談ください全力でサポートさせて頂きます。

    7170
    0